今独身貴族に蒲田がバズってるけど、今後大塚巣鴨駒込は絶対にクる
上京一流企業勤務独身貴族に蒲田が人気らしい。
一昔前の「蒲田」って町のブランドイメージは、「ヤンキーが多い」とか「治安が悪い」とか、なんかそういうガラの悪い男臭いそんなイメージがあった。
実際やっぱり駅前降りてみるとそういうガラの悪さはあるんだが、そんな町に好んで住む人種が増えているのだという。
実際、蒲田というのは思いの外便利なところだ。
品川まで10分。東京駅まで20分。
大手町に勤務してて、出張やら帰省やらで飛行機や東海道新幹線を使うみたいな人種には間違いなく利便性がいい。神ってる。
加えて、蒲田自体がそれなりに遊べる町だし、映画見たかったり家電が買いたかったらお隣には川崎がある。川崎は夜遊びもできるし、夜遊びといえば池上線という東急のローカル線に乗っちゃえば反対の終点は五反田だ。
そんな感じで今蒲田がアツいが、今後蒲田並みにクるであろうとぼくが予想してるエリアがある。
この三駅、山手線沿線にしては珍しく、駅前からちょっと行くとすぐ比較的静かな住宅地が広がっていて、
かつ、駅前は私鉄の急行停車駅くらいのほどほどな賑わい方、という
まあそれなりの駅、という感じである。
だが、この三駅のポテンシャルの高さは、「山手線の駅である」ことだ。これに尽きる。
つまり、渋谷にも新宿にも池袋にも、上野にも秋葉原にも東京駅にも一本で行けるという、神的スペックのある駅であるということ。
それに加えて、この辺りの山手線は通勤ラッシュがそんなひどくないのが大きい。
品川や六本木赤坂辺りへのアクセスの弱さは否めないけど、駒込は南北線が、巣鴨は三田線が通っているので、うまく地下鉄を使い分ければ、さらに可能性は広がる。
この中だと、特に駒込は六義園や旧古川庭園といった緑の豊かさがあって文化人っぽい人が、逆に大塚はちょっとピンクゾーンが駅前にあるので遊び人っぽい人が、ってカラーになりそうだろうが、
とにかくこの辺は20代後半の新婚さんとかに受けてそのうち住みたい町ランキングで順位を確実にあげてくるだろう。現に上がってるし。
「頼りがいのある上司」「ダンディーなハイクラスジェントルマン」としての麻生太郎氏はすごく魅力的だと思う
これもちょっと思想が混じる記事だけど。
最近SNS見てると左右両陣営から麻生太郎という名前をよく聞く。
今回は、かつて内閣総理大臣を務め、国際経済にも明るい政治家としての麻生太郎ではなく、
自分がニュースを見ながら想像する一人の人物像である麻生太郎についてちょっと語らせていただきたい。
麻生太郎というと、「口が滑った失言」「漢字が読めない」「35万円のスーツ」「カップラーメンの値段がわからない」みたいなネガティブなイメージから
「SPを撒いて立ち飲み屋に出没」「オリンピック選手」「福岡の大財閥のお坊っちゃま」といったちょっと可愛い要素がある。
今回の政局ではわりとマスコミに叩かれるような発言も多く飛び出したりはしたんだが、部下である福田事務次官を庇った発言は僕から見たらイケメンだったと思うし、そもそもこの人は「思ったことが口に出ちゃう」タイプなんだと思う。
思ったことが口に出ちゃうタイプってファンとアンチを生むと思うが、この人の憎めないところは、
いい意味で「世間知らずな育ちのいいお坊っちゃま」なところだと思う。
よくアニメとかゲームでもいるじゃん、「庶民の暮らしに憧れて、ファーストフードやゲームセンターで感動で泣いちゃうようなお嬢様」。たぶんあれなんだよね。
執事が持ってくるハンバーガーは一個1500円くらいするであろう肉厚アメリカンスタイルだから、マックで120円でチーズバーガーが買えるのがビックリ、そんなあれだよ。
書いてて可愛くなってきた。可愛すぎるな麻生太郎。
そりゃインターネットピープルには愛されますわね。。
もっとも、前も言ったかもしれないけど、個人的には、今回の一件がすべて片付いたら責任を取って身を引くのは組織のトップのあり方としては必要だと思うよ?G20?甘利さんかなんかに引き継げばなんとかなるって。
神道が好きなわけではないけど、古代日本神話とか神社の雰囲気とか大好き
神道という宗教は奥深いと思う。
神社に行き、目に見えない神様に祈りを捧げる、というだけではない、
日本の歴史に根付いた光と闇がある。
僕は、神道が歴史的にどういう扱いを受けてきたか、とか、そういう話を全く度外視した文脈で、
神道という宗教に大変大きな興味を持っている。
純粋に神社に行ってなんか爽やかで清々しい気持ちになるのが好きだし、
古代神話がよく語られる地域に住んでる手前、古代神話と日本の古代史って密接だなって思う。
いわゆるヤマトの政権がイズモに存在した勢力を制圧した国譲り神話、
イズモとキビの勢力争いを表した因幡の白兎伝承、
ヒムカの太陽神アマテラスがなぜ伊勢に来たか、消されたタンゴ王国
語り始めると止まらないくらいロマンの塊だ。
神社がパワースポットと言われてスピリチュアル好きに持て囃されたりもしたが、
実際に神通力というものはあると感じる。
具体的には、イズモが服従させられたアマテラスのいる伊勢神宮に雲州人が行くと必ず雨が降る、とか
国譲りで実際にぶつかったタケミカヅチがいる常陸鹿嶋の人間がタケミナカタのいる諏訪で謎の腹痛に教われるとか
そういう話を聞く。
そういうロマンチックな意味での「神道が好き」という気持ちが、
最近の保守系の政治家たちの言うような「大日本帝国時代の国家神道を信奉する」文脈に誤解されることが多いのはちょっと困惑する。
もともと権力に使われやすい宗教ではあるので、仕方ないのはそうなのだが。。
思想の左右に正解はないけど、普段触れているメディアによって自分の考えって動きがち
政治思想の問題を語るときに、主義主張が合わない立場の人間がお互いのことを「ネット右翼」であったり「テレビ左翼」であったり揶揄することは少なくないと思う。
2ちゃんねるなどのネットメディアが右翼だ、とか、テレビなどのマスコミが左翼だ、とか、そういう主張をしたい記事ではないのだが、
メディアというのは「ニュースを覗く窓」だと僕は思うので、窓のついている角度やどの角度から窓の外を眺めるかによってニュースの見え方は変わってくると思う。
マスコミの罪なところは、「伝えたくないことをコントロールして伝えないことで、伝わらないようにできること」である(いわゆるネトウヨって揶揄されがちな人はそこを叩きがちだ)。
一方で、ネットメディアの問題点は、「自分が聞きたくない情報をシャットアウトして、自分が居心地よく感じるように環境をコントロールできる」ということだ(ここを危惧する知識人階層は少なくないだろう)。
どちらがいい、どちらが悪いではなく、どっちにもリスクはあると僕は思っている。
ただ、僕はマスコミよりもネットメディアでニュースに触れることの方が多いし、その方が何となく居心地がいい。
そのことと、人様に「旅伏くん最近思想が右傾化したね」って言われたことと、きっと相関はあるんだろうな、とは思っている。
図書館改革のガチ勢からは煙たがれてるTSUTAYA図書館featuringスタバの功罪
学生時代お世話になった非常勤の先生で、今でもお付き合いのある知り合いに、図書館改革のプロデューサーみたいな方がいる。
編集工学の視点からネット上のコミュニケーションシステムを作ったりして活躍されてた方で、地方の行政や教育の事情にも明るく、現在は各地に新設される図書館に「地元の智」を集めるみたいな掛け声で日本中を飛び回っている。
ところで、新設される図書館と言えば、佐賀県武雄市に最初に建設され、各地に増殖している、いわゆるTSUTAYA図書館を思い浮かべる人が多い。
STARBUCKSが併設されてて、都会の意識高い系が好きそうなインテリアで、地方の高校生が目をキラキラさせている反面、蔵書の選ばれ方のセンスのなさや不適切なお金の動きなんかでは批判もある。
お世話になった先生にとっちゃまさに目の上のたんこぶみたいなものだと思う。
以前の記事でも、若い世代の全国チェーンのブランドへの信仰みたいなのに触れた。
センスがあるデザイナーに建築図面書いてもらって、地域社会と融合してうまく関係性を作っていい図書館を作ろう、っていう先生の目指す動きは、僕が大学時代に学んできた地方創生のトレンドとも重なるし、それはとても尊いことだと思う。
けど、若い世代やミーハーな中堅世代に取っては、TSUTAYAの画一的都会的なお洒落センスと、STARBUCKSの意識高い系な雰囲気を求める世間の流れには勝てないんだなって思う。
先生のやってるような、図書館を通じて地元にお金を還元する動きが、
全国チェーンが図書館を通じて地域からお金を東京に吸っていく動きに勝てるんだろうか、と思う。
ボランティアに頼る世の中って限界だって言われるけど、じゃあ一時期流行ったNPOってどうしようもなくないか?
SNSをやっていると、よく「東京オリンピックのボランティアの無償労働が云々かんぬん」って騒いでる若い人を見る。
あれなんか、ほぼ全員ボランティアと無償労働を勘違いしてるし(何を隠そう自分もだった)(交通費弁当支給は"無償"じゃないからね)、
実際に条件は過酷とは言え、スポーツの世界に憧れを持つ人は結構いてあれだけのイベントにはいくらだってエネルギーを割くだろうし、
スポーツ好きとしては、オリンピックのボランティアそのものはわりと楽観視してる。
ただ、やっぱり、このニュースに対する若い世代の反応を見てると、
すごく今の若者はお金にシビアだし、物事には対価が必要だって考えてる人は多いように思った。
話は変わるが、僕はニートになる前はざっくり言うと福祉業界のNPOで働いていた。
福祉といっても介護福祉、障がい者福祉、医療福祉、児童福祉、いろいろある。
自分も数か月で辞めてしまったし、自分の知ってる福祉産業以外はそこまでは詳しくないが、需要の高まりがあって、最近は他業種からの参入もあり競争が激しいというのは肌で感じた。
実は、福祉産業って、需要がめちゃくちゃあるのにも関わらず、財源が補助金というか税金というか社会保障に予算に頼る結構脆弱な産業だ。国や市町村がじり貧で社会保障にかけられる予算が減る中、なんとかして生き残ろうと努力しなければならない。
そのため、前職のような福祉専業でやってる小さいNPOは、生き残りをかけて事業の多角化を進めている。
1年ほど前だろうか。大手企業をやめてNPOに転身する女子、通称N女、ってのが新聞に載ってちょっとだけ持て囃されたのを記憶している。
でも、実際のところ、そんなエリートが意識高く社会貢献できるところなんて一握りで、
地元に密着したNPOができる「経営の多角化」は、「募金や宝くじの補助金に依存していた経営」を「物品寄付を前提とした自主財源を増やす」くらいなものだ。
前職は、地元の企業や行政からパソコンの無償寄付を受けていて、それがクルーシャルな一次資源になっていたが、
僕が企業の担当者だったら、怪しげなブローカーかなにかに売り付けて現金化するだろう。
個人の寄付も受け付けてたが、今の若い人は間違いなくジャンク屋さんに売るだろうし。
NPOって善意の寄付みたいなのに依存する傾向はあるけれども、
今のSNSから見える若者の現金主義の傾向からは逆行してる気がする。
前職も嫌いで辞めた訳じゃないし応援はしたいのだけれど、現実は厳しいものだ
ソシャゲやネトゲのTwitterほどダイバーシティ豊かなとこって存在しないと思う
前々回の記事で「慶應SFCは多様性に溢れてる」という命題に疑問を投げかけたが、じゃあ今の日本で一番多様性に溢れたコミュニティってなんだろうか、ってことを議論していきたい。
このトピック、一昔前の人だったら、「公立小学校じゃないの」って意見が出そうである。
地方だったらメガバンク駐在員のご令嬢も地元のマイルドヤンキーカップルのクソ坊主もいるだろうし、
都市部では中学受験をする子もそうでない子もいるだろう。
だが、そもそも「地方」と「都会」という時点で完全な多様性は難しいし、
同じ都市部でもお受験熱が高い地域と地元志向が強い地域があるだろう。
そこでわたしが提唱したいのは、ズバリ、「ソーシャルゲームやオンラインゲームをやる人々の繋がりこそが、日本で最も多様性のあるコミュニティ」という仮説だ。
僕は、鉄道車両を美少女に擬人化した位置情報ゲーム(詳細は触れない、ググれ)を嗜んでいる。
そのゲームの愛好者は、鉄道が好きな男性オタクはもちろんのこと、美少女キャラが好きでイラストや漫画を書くような二次創作界隈、ドライブ好きやスポーツ観戦遠征勢など、かなり多岐にわたっている。男ばかりと思いきや、意外と女の子も多い。
そして、そのゲームは愛好者たちでTwitterの界隈ができているが、これを覗いてみるとまた面白く、
都市部の一流大学で学んでるエリートの子女(富豪)、高卒叩き上げで整備士とか鉄道現職にいる人、大卒週末県外豪遊系社会人、高専中退人生一発逆転狙い、アラサー病気退職自分探し勢、地方出身貧乏高校生、ほんと様々だ。
僕のやってるゲームに限らず、親友のやってる海外FPSでもそういうことは起きてて、
香川県だかで開かれたギルドのオフ会には、高級車で東京から高速をドライブして乗り来んだ奴もいれば、お隣愛媛県までの帰りの電車賃が払えなかった奴もいたそうだ。
ゲームとかその愛好者のTwitterって、同じ趣味を持つ人間という平等な立場で土俵に立つけど、
彼らの社会的な立場は本当に様々だ。いろんな人間模様が見える。
世の中の意識高い系高校生は「多様性を知るためにSFCを志望します」って言ってAO入試受けるくらいだったら、人との交流のあるゲームとTwitterにどっぷりはまった方がいろんな社会を知れますよ。