人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり

慶應卒、山陰在住、一人暮らしニートの戯れ言

ソシャゲやネトゲのTwitterほどダイバーシティ豊かなとこって存在しないと思う

前々回の記事で「慶應SFCは多様性に溢れてる」という命題に疑問を投げかけたが、じゃあ今の日本で一番多様性に溢れたコミュニティってなんだろうか、ってことを議論していきたい。

 

このトピック、一昔前の人だったら、「公立小学校じゃないの」って意見が出そうである。

地方だったらメガバンク駐在員のご令嬢も地元のマイルドヤンキーカップルのクソ坊主もいるだろうし、

都市部では中学受験をする子もそうでない子もいるだろう。

だが、そもそも「地方」と「都会」という時点で完全な多様性は難しいし、

同じ都市部でもお受験熱が高い地域と地元志向が強い地域があるだろう。

 

そこでわたしが提唱したいのは、ズバリ、「ソーシャルゲームやオンラインゲームをやる人々の繋がりこそが、日本で最も多様性のあるコミュニティ」という仮説だ。

 

僕は、鉄道車両を美少女に擬人化した位置情報ゲーム(詳細は触れない、ググれ)を嗜んでいる。

そのゲームの愛好者は、鉄道が好きな男性オタクはもちろんのこと、美少女キャラが好きでイラストや漫画を書くような二次創作界隈、ドライブ好きやスポーツ観戦遠征勢など、かなり多岐にわたっている。男ばかりと思いきや、意外と女の子も多い。

そして、そのゲームは愛好者たちでTwitterの界隈ができているが、これを覗いてみるとまた面白く、

都市部の一流大学で学んでるエリートの子女(富豪)、高卒叩き上げで整備士とか鉄道現職にいる人、大卒週末県外豪遊系社会人、高専中退人生一発逆転狙い、アラサー病気退職自分探し勢、地方出身貧乏高校生、ほんと様々だ。

 

僕のやってるゲームに限らず、親友のやってる海外FPSでもそういうことは起きてて、

香川県だかで開かれたギルドのオフ会には、高級車で東京から高速をドライブして乗り来んだ奴もいれば、お隣愛媛県までの帰りの電車賃が払えなかった奴もいたそうだ。

 

ゲームとかその愛好者のTwitterって、同じ趣味を持つ人間という平等な立場で土俵に立つけど、

彼らの社会的な立場は本当に様々だ。いろんな人間模様が見える。

 

世の中の意識高い系高校生は「多様性を知るためにSFCを志望します」って言ってAO入試受けるくらいだったら、人との交流のあるゲームとTwitterにどっぷりはまった方がいろんな社会を知れますよ。