人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり

慶應卒、山陰在住、一人暮らしニートの戯れ言

数年前までスルガ銀行は銀行界の優等生って風潮あったよな

久々に書く記事は時事ネタから。

 

昨日クローズアップ現代で、巷で話題のスルガ銀行の不正融資問題が取り上げられていた。

正直このニュースを見るのはわりとうんざりなのである。理由はいくつかあるんだけど。

 

まず一つは単純に感情論。筆者の親の実家はスルガ銀行が拠点を構える静岡県沼津市。東京からさほど離れておらず、最近はアニメ「ラブライブサンシャイン」の聖地にもなっていて、漁業やそれを生かした観光も盛んな地方都市であり、少なくとも年に数回観光気分で帰省する分には居心地のいい町だ。そんな沼津を代表する企業であると同時に、引責辞任した前の経営者が慶應OBでSFCの創設や発展に大きく貢献してくれた方という事で、これは贔屓せざるを得ない。後述するように先進的なサービスもユーザーではないが魅力的に映ったし。そんな、「企業イメージがよかった」会社がこの体たらくときてるもんで、悲しい気分になる。

 

もうひとつ。スルガ銀行はこの問題の発覚前は先進的なサービスや融資で「地方銀行の優等生」と言われてた記憶がある。それこそ、日経ビジネスだか東洋経済だかに、大々的に特集が組まれてたはず。コンビニでの手数料負担やらネットバンキングやらの実用的なところから、確か宝くじのチケットがついた定期預金みたいなサービスもあった気がした。それが今回明らかになった不正の問題と、営業マンへの恫喝の数々。そしてそれに対するマスコミのえげつなさ。普段あんまりマスコミ批判しない筆者だが、今回の手のひらの返し方にはうんざりだ。こうなったら世論が許さないだろう。

 

でもさ、思うんだけどさ、いろんなところで地方銀行の経営が厳しくなってるなかで、こんなこと氷山の一角だと思うのは筆者だけなんだろうか。「優等生」だったはずのスルガ銀行でこれなら、この先同じような事例絶対出てくると思うんだよなぁ。いや金融業界詳しくないけどさ。